地方社会と都市を連結、スマート化

 

メタン発酵技術のご紹介

 

 

社会の産業が高次化し、都市人口が増大すると、都市部において大きな食料需要が発生します。この食料需要を満たすために、地方社会での食料生産量も増加させる必要があります。結果的に、地方社会では、農業生産の過程で必然的に排出される廃棄バイオマス(食料非食部、家畜糞尿など)、都市部では、一定量の食品廃棄物(生ゴミ)そして下水が発生、蓄積します。その量は、産業の発展とともに増大し、近年世界的な規模で、大きな問題となっています。

 

これらの廃棄バイオマスの処理をスマート化することで、環境への負荷を軽減するだけでなく、貴重なエネルギー源として再利用することも可能になります。

 

 

メタン発酵技術の利用

 

廃棄バイオマスを発酵させることで、バイオガス(メタンを含む)を発生させ、このガスを発電燃料や、動力源(運搬車両、フォークリフトなどの燃料)として利用することができます。ガス抽出後の残渣については、有機肥料(液肥)として圃場への還元、また建築資材としての転用などが可能です。

 

メタン発酵技術は、次世代の持続可能型営農モデルの構築、地方創生事業などの枠組みにおいて、大変重要な役割を担う技術です。