えころっじ杵築

KITSUKI

 

近隣観光

 


両子山

  

 

国東半島の中心、標高720mの両子山の山頂からは、西方から下関を境に外海に繋がる周防灘、続いて円形の山裾に沿うように約300度、伊予灘、豊後水道、別府湾と連なる瀬戸内海を一望できます。

別府温泉

  

湯量日本一の別府温泉。別府八湯と呼ばれる八つの温泉郷群に分けられる。湯の花小屋が残る明礬温泉、湯煙の上がる遊歩道がある鉄輪(かんなわ)温泉など。海外からの観光客も多い。

大分空港

  

旅の起点、大分県の空の玄関。レンタカー、別府、湯布院へのシャトルバスあり。2F出発ロビー、大分県名産物、土産物ショップ。770台収容の駐車場あり、駐車料金24時間毎の最大500円(普通車)。周辺には、豊後地方最古とされる古墳、下原(しもばる)古墳、安岐川河口対岸にある奈多海岸など。

奈多・狩宿海岸、奈多宮

約2kmに渡り、瀬戸内海に面した白い砂浜が広がります。砂浜の中央には、沖の市杵島(いきしま・いつきしま)を望むように奈多宮が建てられ、古事記、日本書紀に記された、イチキシマヒメ(市寸島比売命・市杵嶋姫命)に関わる伝説があります。周辺の狩宿の丘には、2017年に国の史跡に指定された小熊山・御塔山古墳があります。特に、小熊山古墳の建造時期は、3世紀後半から4世紀初頭とされ、出土品などから初期の大和王朝との密接な文化的・政治的繋がりが示唆されます。

国宝富貴寺

安岐川を遡上し、波多方の丘陵を超えると、石丸川の流域に入ります。石丸川はより大きな桂川に合流し、周防灘、豊後高田・宇佐の平野に向かって流れ下ります。桂川の流域には、今も平安時代の面影を残す宇佐宮の旧荘園、田染荘(たしぶのしょう)があり、周辺の山間、桂川に流れ込む蕗川の流域には、国宝・富貴寺が建てられています。「昭和の町」で知られる豊後高田から寄藻川を遡れば、宇佐の中心街に到着します。

杵築武家屋敷跡

八坂川の河口部の高台に位置する現在の杵築城跡周辺には、江戸時代の建造物が残っています。八坂川の上流、源流地域からは、山香(やまが)や安心院(あじむ)を経由して、宇佐、北九州方面へ抜ける街道が複数あります。1551年、山口に滞在していたフランシスコ・ザビエル(Francisco Xavier, 1506-1552)は、ポルトガル船が豊後に漂着したとの知らせを受け、安心院から鹿鳴越峠を抜ける街道を通り、別府湾を目指したとされています。鎌倉時代は関東御分国として、将軍の直轄地として統治された歴史を持つ豊後。江戸時代には将軍家直系の譜代大名が杵築に居住していました。古代から近代に至るまで、瀬戸内海交通の中継地・要所として重要視されていた歴史が伺われます。